とりあえずの1杯が痩せない理由。ダイエット中のアルコールと賢い距離感
- 堀井裕太

- 2025年12月4日
- 読了時間: 3分
食事はかなり意識しているのに、なぜか体重が落ちていかない。
そんな人の生活をよく見ると、「毎晩のビール1本」「週末の飲み会」が、静かにダイエットの邪魔をしているケースが多くあります。ここでは、「なぜアルコールが痩せにくさにつながるのか」と「それでも飲みたいときの落としどころ」を、ダイエット目線で整理します。
アルコールが入ると、身体は「脂肪燃焼モード」を一時停止する
アルコールが体内に入ると、身体はまず「アルコールの分解」を最優先で行います。
この間、脂肪をエネルギーとして使う割合は下がり、脂肪は“とりあえず貯蔵”に回されやすくなることが報告されています。
つまり、同じカロリーを摂るにしても「アルコール+つまみ」の組み合わせは、脂肪燃焼の流れを一度止めてしまうという意味で、ダイエット中には不利です。
「飲んだ分を次の日に有酸素で取り返す」つもりでも、その間に脂肪としてストックされている部分がある、とイメージしておくとよいでしょう。
「毎日ビール1本」が積み上げる“見えないカロリー”
ダイエットが長期戦になるほど効いてくるのが、「習慣としての少量飲酒」です。
例えば、ビール350ml1本で約140〜150kcal前後。毎日1本なら、1週間で約1,000kcal、1ヶ月で約4,000kcal近くになります。
これは体脂肪に換算すると、約0.5kg分ほどに相当します。
「ビール1本くらいだから」と気にしていないと、3ヶ月で1.5kg、半年で3kg分の“減量チャンス”を捨てている計算になります。体重の停滞に悩んでいる人ほど、この“見えないカロリー”の影響は大きくなります。
飲むと食べたくなる「コンボ」が一番危険
アルコールが厄介なのは、「自制心」を緩めることです。
ほろ酔いの状態になると、揚げ物・ラーメン・締めの炭水化物など、高カロリーなものが欲しくなりやすく、摂取カロリーが一気に跳ね上がりがちです。
「ビール1杯×枝豆」で終わるはずが、「ハイボール数杯+唐揚げ+締めラーメン」に変わると、一晩で1,000kcal以上のオーバーも珍しくありません。
ダイエット中に避けたいのは、この“アルコール+高カロリーおつまみ”のコンボです。
それでも飲みたい人のための「ダイエット仕様ルール」
ダイエットを長く続けるうえで、「一滴も飲まない」は現実的ではない人も多いはずです。
その場合は、次のような“ダイエット仕様の飲酒ルール”を決めておくと、体脂肪を落としながらでも飲み会を楽しめます。
- 飲む頻度:週1回まで(できれば同じ曜日に固定して、他の日は完全ノンアル)
- 量の目安:エタノール20g程度まで(ビール500ml1本、ワイングラス2杯、ハイボール1〜2杯程度)
- おつまみ:高タンパク・低脂質(刺身、焼き鳥の塩、冷奴、サラダなど)をメインにし、揚げ物・締めの炭水化物は“ルール上NG”にする
このくらいのルールにするだけでも、「飲みながら痩せる」の現実感はかなり高まります。
そして体脂肪をしっかり落とした“仕上げ期”に入ったら、数週間だけ飲酒頻度をゼロ〜ごく少量に絞ると、最後の一絞りがスムーズになります。




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